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世界史とキリスト 第十四回 バビロン捕囚

 前回述べた、エルサレムを陥落させたネブカドネツァルについて、ダニエル書に興味深いエピソードが記されています。ネブカドネツァル王が王宮の屋上で、都バビロンの偉大さ、自分自身の権力の偉大さに酔いしれている間に、天から声が響き、王は精神異常を来したというのです。

王は「人間社会から追放されて、野の獣と共に住み、牛のように草を食らい、七つの時をすごす」、事実、王は「牛のように草を食らい、その体は天の露にぬれ、その毛は鷲の羽のように、つめは鳥のつめのように生え伸びた」というのです。(ダニエル4:25-)

絶対的権力を握り、なんでも自由にできた王は、正気を失い狂うのです。それはともかく、新バビロニアも強制移住政策をとり、南王国の人々はバビロンに捕らえ移されることになりました。北王国のアッシリア捕囚と同じく、反逆の芽を摘むため、さらには利用価値のある高度な技術をもつ職人も、連れて行かれました。一体、どのぐらいの数の人々が移住さられたのか。エレミヤは数百人、あるいは三千人もの人々が連れて行かれたといいますが、エズラは捕囚後に40000人ほどが帰還したと記しています。

捕囚の民は、バビロンでは一部を除き、牢獄に入れられることはなく、普通の生活を営むことができました。ユダヤ人居住区も確認されていて、そこでは家を建てて住み、園に果樹を植えてその実を食べることもできたのです。ユダヤ人の中には、バビロニアで兵役やそのほかの公務に就くものもいました。

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担当:梅津順一

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