荻窪駅徒歩15分のプロテスタント教会

世界史とキリスト 第十回 ソロモンの栄華

 ダビデの一生は戦いの連続でした。ゴリアトを倒して注目されたのはよかったのですが、サウル王に仕える中で、華々しい戦果を挙げたことから、サウル王の嫉妬を招き、身の危険を感じて、逃亡しなければなりませんでした。ダビデとダビデを指導者と仰ぐ集団は、一時、敵方ペリシテ人の保護を受けるほどでした。

 しかし、サウル王の死後、ダビデは王位に就きエルサレムを首都と定めたのですが、それも束の間、今度は息子アブサロムの反逆に会い、一時は敗北を覚悟しなければならないほどでした。また、ダビデには何人もの王妃がいて、それぞれに子供がいて、王位継承も順調に進んだわけではありません。王位は宮廷内の争いの末に、かろうじてバテシバの子ソロモンへの継承がなされたのです。

 即位したソロモンは、神に願って、「聞き分ける知恵」「賢い英明なこころ」を与えられました。ソロモンは知恵によって、民を正しく裁くことを願ったのです。ダビデが竪琴を奏でる詩人で、多くの「詩編」を残しましたが、ソロモンの知恵は「箴言」として纏められています。この「箴言」は、当時のオリエント世界で知られた知恵を集めたものでした。そのソロモンの知恵を求めて、アラビア半島からシェバの女王が訪問したと伝えられています。

 ソロモンはエルサレム神殿を建設し、「契約の箱」は、神殿に安置されることになりました。神殿は七年をかけて建築され、神殿の祭具類、金の祭壇、聖卓、燭台なども、当時の一流の職人を集めて制作されました。壮麗な神殿は、イスラエルとソロモン王の威光を示すものでした。しかし、諸国との交流は、ソロモンの王宮にファラオの娘をはじめ、外国の娘、異教の娘が入り込むことにもなりました。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1e/Visionary_Ezekiel_Temple.jpg/360px-Visionary_Ezekiel_Temple.jpg

担当:梅津順一

\この記事のシェアはこちら!/

荻窪清水教会は、荻窪駅から徒歩15分の
立地にあるプロテスタントの教会です。

当教会は日本キリスト教団に所属しています。
1週間を始める「主日礼拝」を大切にして、聖書の言葉によって絶えず改革される教会を形成する、静まって聖書の言葉を聴くことを大切にする教会です。
皆様をお待ちしております。お気軽にお越しください。

荻窪清水教会

東京都杉並区清水1-25-17 (荻窪駅徒歩15分)

電話番号:03-3390-5371

メールアドレス:info@ogikubo-shimizu.com

振込口座:三井住友銀行荻窪支店普通0775320 日本基督教団荻窪清水教会

トップへ戻る