ごきげんよう! (⋈◍>◡<◍)。✧♡
毎月の長老会は、日曜日の午後から開催されます。うちの教会の場合は、近所のお蕎麦屋さんから出前を頼んで腹ごしらえしてから始めます。私はいつもは一番手ごろな「きつねそば」を頼んでいました。ところが、今月はちょっぴりお年玉気分で「なべ焼きうどん」を注文したのです。
さて、お蕎麦屋さんから出前が届きますと、会議室のわたしの前には立派ななべ焼きうどんが登場しました。それを目ざとく見つけた一人の長老が「先生、宝くじでもあたったんですか」と言いました「どうしてですか?」と尋ねますと、「だって、今日は立派な鍋焼を注文しているから」との答えでした。
あったかい蓋を開けて食べ始めながら・・・「実は、私は一度も宝くじなるものを買ったことがないんです」と言いますと・・・長老たちが驚いて「ええ、それは珍しいですね」とのお応え・・・それを言われた私の方が驚いて「ええ、そんなに世間では宝くじを買っているんですか?」と尋ねますと「先生、ほとんどの人が一度くらいは買っていますよ」との答えでした。世の中の波にもまれた長老たちは、そうやって世間知らずの牧師さんに世の中のことをいろいろ教えてくれます。
なおなべ焼きうどんをすすりながら、私はこう話しました。「実は、一度だけ買おうかと思ったことがありました。・・・教会が会堂建築するために沢山のお金が必要な時で「宝くじ買おうかな?」と思ったんです。でも、直ぐに思いなおしました。「宝くじで教会を建てたら、天罰が下る」と思いなおして買うのを止めました・・・そう言うわけで、私は一度も宝くじを買ったことがありません。」・・・するとすかさず一人の長老が尋ねます。「先生、それは何かポリシーがありますか?」と・・長老たちの尋問はなかなかのもの・・・答えは簡単でした。「ポリシーというほどのものではなく、ただ、お金は額に汗して手にするということ、かな?」
そこから長老たちは、まじめになって、宝くじに当たって大金を手に入れた人たちから幸せが遠のいて行く話をしてくれました。理由は簡単、不相応なお金を手にすると人にはさまざまな誘惑が次から次へと襲ってくる・・・親戚や友達から分け前を求められて人間関係まで壊されてしまう・・・不思議です。昨日まで誠実に働いていた人が、予想外のお金に支配され、その奴隷にされてしまうのです。・・・さて、私たちは何に仕える生き方をしましょうか。
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