荻窪清水教会のパイプオルガンができるまで

礼拝堂には、良質な音で好評のガルニエ社にオーダーメイドしたパイプオルガンがあります。その特徴を紹介します。

オルガン製作への基本姿勢

近年、パイプオルガンはコンサートホールなどで演奏される楽器となりましたが、本来の居場所は神を礼拝する教会でした。私どもは礼拝のための楽器として、教会の聖なる文化を高める目的で製作を依頼しました。

このオルガン製作のコンセプト

ガルニエ社の熟練した製作経験に基づいて、プロテスタント教会が大切にする「会衆賛美」に貢献するものが提案されました。音の良質さと外観美は、会衆に神のために美しい楽器を捧げる喜びを育み、礼拝堂に調和したオーダーメイドの美しさは「会衆賛美」を一層励まします。またストップ数は本来の目的である「会衆賛美」の伴奏を最優先し、礼拝に仕えるオルガンというアイデンティティーを証しするものです。一方で、ふさわしい曲目を選択することでチャーチコンサートが可能で、昔の時代のシンプルな楽器のように最小のストップで最大の成果を引き出すものです。

バロックプログレッシヴ調律法

　　　１手鍵盤　４ストップ

　　　　-ゲダクト8’

　　　　-ポルトナル8’（静かで柔らかな音色のストップ、C～Hはゲダクト8’と共有）

　　　　-フルート4’

　　　　-ヴァルトフルート2’

　　　プルダウンペダル